カメラ用ロボット雲台 ― MPR-202
テレビ番組制作スタジオ撮影で、もちろん予算があれば4カメ、5カメと増やしたいところですが、番組によってはカメラ位置固定のものも出てきます。
フレキシブル且つ予算をセーブしたいなんてな時に思いつくのはリモコンカメラです。
スタジオ用のシステムカメラをそのまま載せれる様な電動雲台もあるにはありますが、元とれるの?ってな価格になります。
またカメラ自体にパン/チルト/ズーム/レンズフォーカスをリモコン操作できる機能があって、SDI出力と外部同期がある業務用リモコンビデオカメラ、といえばおのずと限られてしまい、選択肢がないものでした。
ただ昨今のハンディビデオカメラの進化を見て、スタジオカメラとしても使えると踏めば、いろいろ策を練ることができそうです。
そこで今回はハンディタイプのビデオカメラを載せられるリモコン雲台を紹介します。
MPR-202 電動雲台
ポイントは耐荷重です。こちら2.7kgまで耐えてくれます。
有線と無線のリモコンがついてくるお得な感じですが、スタジオ使用は有線を使いたいもの。ただ付属のリモコンコードは1.2mなので、オプションの30mコードは必須ですね。
低価格ながらオートパン機能も付いている優れものです。
これでパン/チルトはOK!ってことにして、何を載せるか・・・が楽しい悩みです。
..が、ついに7月24日発売決定!のCanon XF205で見ていきます。
XF205
本体重量・・・1.56kg(撮影時1.96kg)
レンズ・・・光学20倍ズームレンズ/ 焦点距離:35mm換算で28.8~576mm(ワイド画角設定OFF時)
SDI出力・・・3G/HD SDI
GENLOCK端子・・・有り
TC端子・・・有り(BNC)
MPR-202にバッチリ載って、且つスタジオカメラに耐えうる端子類です!本番収録しながらカメラ側でバックアップ録画もできてしまいます。
・・・いやいや、これだけではVEさんが怒ってしまうので、ちゃんとリモコンを卓に用意しましょう。
RC-X100
これだけ操作が出来ればVEさんも納得してくれるのではないでしょうか。
まとめ
昨今のポータブルビデオカメラのすごいところは、端子類が充実しているにも関わらず、軽量であること。
小さく、軽量であると、アクセサリも充実させやすく、ユーザーにもやさしい価格帯で揃えられます。
そして選択肢が増えるというのは、アレコレ組み合わせる楽しさがあります。ただアレもコレも欲しくなり、アクセサリ購入地獄になってしまわないように、、気を付けたいと思います。